ナポレオン一族と繋がりを持つ名門一家の経営当社はコルシカの名門貴族をルーツに持つド・ロッカ=セラ家によって経営されています。このド・ロッカ=セラ(de Rocca-Serra)家は14世紀までさかのぼることのできる名門一族であり、コルシカでナポレオン家とも深い関係をもっていました。1830年よりナポレオン三世及び彼の兄であるナポレオン・ルイ・ボナパルト(別名 : オランダ王)と極めて近い関係にあるの「旅行同伴者(Travel Companion)」でした。奇しくも、1831年にイタリア暴動においてナポレオン・ルイ・ボナパルトが命を落とした時には、先祖であるアンリ・ド・ロッカ=セラの腕の中で亡くなったという記述が残っています。
ナポレオン・ルイ・ボナパルトは、弟のナポレオン三世を何があっても守れという遺言をド・ロッカ=セラに残しました。後にナポレオン三世が再びフランスを統治し皇帝になった際、親友のド・ロッカ=セラの編纂した伝記を現在のルーブル美術館に大切に保存したと言われています。 ド・ロッカ=セラはフランスの文豪プロスペル・メリメの作品「コロンバ」にても登場人物として描かれており、名誉・伝統・家族愛を主題とする話に花を添えています。 |
日本及びアジアとの関係
現社長とアジアの関係は、1920年にまでさかのぼり、曽祖父はフランスのマルセイユから上海やサイゴンなどのアジア各地域まで活躍した船長でした。
彼自身は25歳の時、東京に渡り、ルイ・ヴィトンや日本財団で働く中で、日本文化に魅了されていき、現在では茶道を始めとした日本文化にも精通しています。 日本滞在期間中は、早稲田大学や学習院大学の近くにある和敬塾に住み、日本人学生と多くの交流を持ちました。この寮は村上春樹の小説「ノルウェイの森」 に出てくることで有名ですね。 日本のおもてなしの文化に感銘を受けた社長は、生まれ故郷であるコルシカと日本を結ぶ仕事を通して、今度はコルシカのおもてなしの文化を日本人の方々に味わっていただきたいと願っています。 |
トラベルオーガナイザー
現社長のアンリ・ド・ロッカ=セラは、パリの名門ビジネススクール(グラン・ゼコール)及びマンハイム大学(ドイツ)にてMBAを獲得後、ニューヨーク、マドリッド、サントペテルスブルグ、東京など世界各国に滞在。パリのエコール・ド・ルーブルでも美術史を学ぶ。パリ日本文化会館(MCJP)にて日仏文化に関する講演会を数多く開催。また、団体での旅行も数多く企画した経験を持つ。
アンリ・ド・ロッカセラ